昨日に続き山内から届いた新作をご紹介します。
本日はハコムラ絞りで作成されたジップジャケット。
ハコムラ絞りは「有松絞り」の一種で、江戸時代から絞りの街として栄えた名古屋の「有松」発祥。
色を脱色する部分(茶色っぽくなってる部分)と残す部分(黒い部分)で柄を表現し、独特な表情が作り上げられています。
日本の伝統工芸である「和」のハコムラ絞りを、「洋」であるアメリカのトラッカージャケットに見事に落とし込んだ一着。
昨日ご紹介した遠州二重織りコットンのジャケットと同じくエクセラジップとオリジナルのリブが使用されています。
一時間ミシンを踏み続け、ようやく片方の袖リブが完成するそうです。手間はかかりますが、この上品なリブがカジュアルなイメージになりがちなリブ使いのジャケットのイメージを一遍させています。
リブ一つで全体の印象を変えている訳ですから驚きです。
当店ではあまりセレクトの無い総柄のアイテム。
しかしながら、もともと和服などに使用されていたしぼり染だからか、私達、日本人の感覚にすっと入り、異質的な派手さを感じさせません。
ブラックのテーパードパンツ、ワイドシルエットのボトムスなど、実際にコーディネートをして頂くと想像以上にすっと馴染んできます。
山内 / ハコムラ絞り ジップジャケット
price:65,000+tax
color:Black Mix
material:cotton-100%
online shop:山内
この「有松絞り」ですが、山内さんのお話では、先程、ご紹介した通り、和服で使用されてきた伝統工芸という事で、年々需要も減り、職人の数も激減している状況だそうです。
その時、ふと以前に読んだ山内さんのブログを思い出しました。
よろしければご覧になってください→日本人であるということ。
海外での経験もある山内さんが何故、日本の物造りに拘るのか。
その理由が見事に体現されたのが、今回ご紹介したハコムラ絞りのジップジャケットのように思えます。
個人的には海外でも十分に評価されるとてつもない一着なのではと感じています。
さて、二日に渡り山内の新作をご紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか。
前シーズン同様、山内さんが新作サンプルを手に名古屋から川越までいらっしゃってくれました。
造り手である山内さんから一つ、一つ詳しく商品の話をお聞きしました。
山内さんから頂いたお話を皆様にもしっかりと伝えたいと思い、ついつい長いブログになってしまいましたが、、
最後までお付き合い頂き、誠に有難う御座いました。
昨年も取り扱いさせて頂いた塩縮シャツなども入荷予定となっております。
今シーズンの山内にも是非ご期待下さい。
明日はCOMOLIのタイロッケンコートの販売開始に伴いブログでも詳しくご紹介させて頂く予定です。
-2015-16AW Clearance Sale-
Web site:twelve online shop
※BROWN by 2-tacs,STABILIZER GNZのセール内容につきましてはこちらのブログをご覧下さい
→BROWN by 2-tacs,STABILIZER GNZ SALE
浦松
twelve
埼玉県川越市脇田町6-1
049-225-5622
営業時間:12:00-20:00
基本無休
※お休みの場合は前日迄にこちらのブログとオンラインショップNEWS欄で告知致します。
-online shop-
twelve