SUGINARI MORIMOTOのホールカットシューズをご紹介します。
レザーの素材感を活かすべく、継ぎ目をカカトのみにしたホールカットデザインのシューズです。通常ドレスシューズに用いられるデザインですが、履き口を前寄りに浅くしてカチッとした印象になりすぎないようバランスに配慮して作られていることが特徴です。
アッパーのレザーは英国のタンナーによるホースハイドです。厚みがありますが、柔軟性と弾力に富んでおり、柔らかい履き心地をもたらせてくれます。ライニングには柔らかく足当たりがいいアッパーとは別の馬革を使用しています。手染めのシューレースが、シューズの雰囲気をより一層高めていることもポイントです。
靴型はSUGINARI MORIMOTOにおけるドレス寄りのスクエアトウラスト(SGM-01)を使用しています。製法やソールについても詳しくご紹介させていただきます。
製法は「ブラックラピド」を採用し、中足部は木釘を打ち込んで固定する「ウッドネイル」で作られています。ブラックラピドは、縫い合わせが非常に複雑で手間のかかる製法ですが、その分、しなやかで耐久性にも優れているという利点があります。ソールはトリプルソールでしっかりとした見た目の重厚感をもたせると共に、歩行時の地面からの突き上げを緩和させています。つま先を反り上げたローリング効果を施すことにより、歩き易さを追及していることも特徴です。
製品として完成した靴にティーフィニッシュ(煮出した紅茶に漬けこむ独自の仕上げレシピ)を施すことにより、色合いに深みが増し、風合いもさらに良いものになっています。こうした靴作りにおける工程の全ては、神戸のアトリエ内で、人の手によって行われています。生きた証である革に敬意を表し、丁寧に手で革の感覚を感じ取りながら作られる靴は、履き心地の良さだけではなく、素材、製法にいたるまで一切妥協がない拘りの一足に仕上がっています。
< Whole Cut Shoes >
Color : Black
Material : Horse Hide
上記商品の詳細と通信販売はこちらのページをご覧ください。
本日の紹介は以上となります。
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