ANSNAMの中野氏とパリ在住のモデリストの両名が手がけるFendartより入荷商品のご案内です。
ブランド名の“フェンダール”はフランスの俗語でパンツを意味します。その名の通りパンツ専業ブランドとしてスタートし、現在では一部ジャケットも手がけています。
ヴィンテージや産地より集められた選りすぐりの生地の中から、今回は葛利毛織の作製したウール・リネンの生地をセレクト。ジャケットとトラウザーを共地で仕立てていただきました。
Navy / Wool-50%, Linen-50%
型はボックスでウエストにシェープは効かせていません。肩のダーツで、肩周りと腕の運動量を確保。袖付けの収まりもとても綺麗で、自然な流れるようなスリーブラインを描きます。前襟を寝かすと、テーラーラペルの雰囲気に。トップボタンを留めるとスタンドカラージャケットのようになります。
Navy / Wool-50%, Linen-50%
深めのタックと用尺をもたせたヒップで、腰回りに適度なゆとりをもたせつつ、浅めに設定された股上と膝下から緩やかにかかるテーパードで、スッキリした綺麗なシルエットに仕上げています。ウエストはベルトループを付けず、サイドアジャスターで調整する仕様です。洗練した印象を与える細身のシルエットながらも、着用時のストレスは少ない絶妙なバランス感覚も魅力の1本です。
生地は織物で有名な愛知県一宮市で100年以上の歴史を誇り、世界の名だたるブランドを顧客にもつ「葛利毛織」が手がけるDOMINXのウール・リネンの平織り素材を使用しています。
同社の特徴は、生産効率を重視した高速織機が主流の中、創業当初より変わらずションヘル織機という低速の織機を使用している点にあります。糸に負荷をかけず、ゆっくりと織り上げることで、適度なハリ・コシがありながらも、手織りのような膨らみのあるしなやかなで柔らな風合いに仕上げています。
また、光の加減でチャコールのようにも見える深みのある色合いもポイントです。是非お試しください。
本日の紹介は以上です。
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