T.Tより24AWシーズンの2ndデリバリーがありました。
黒の下に沈んでいる茶(茶芯)を浮きだたせ、ヴィンテージ特有の変色や経年変化を職人の手作業で再現したホースレザーのジャケット。バックルバック・ジャケットは、奄美大島の伝統染色技法を用い、一枚一枚丁寧に染めたものにダメージ加工を施しユーズド感を表現しています。
他、黒の奥から茶色の粒子が覗く、「楽茶碗」のような深く味わいのある黒に仕上げたサックコートとエンジニアトラウザーなどが入荷しております。入荷商品をアイテムごとに詳しくご紹介いたします。
< Cossack Leather Jacket >Black / Horse Leather
しっかり厚みのあるホースレザーで作製したジャケットです。型はニューヨークで見つけたアメリカ製の1930年代のレザージャケットがベースです。前に振った袖やアームホールなど、遥か昔、オートモービル(自動車)が普及する前の馬に乗っていた時代の名残を感じさせる美しいシルエットが盛り込まれています。細部には、アールデコ調の刻印が入った扇型のジッパーやベークライトのボタンなどのオリジナルパーツが。長い年月をかけ初めて生まれる100年近く前の堅牢なレザージャケットの圧倒的な経年変化を見事に表現した1着です。
< Buckle-Backed Jacket >Brown / Cotton-100%
オリジナルのウエスト・ポイント生地で作製したバックルバック・ジャケットです。型は同ブランドらしいForemostのジャケットがベースで、片方のみにパッチポケットが付いており、前見頃にあるプリーツを止めるステッチの一本ずつのみという簡素な作りになります。シルエットは真っ直ぐに付いた袖と肩傾斜がない肩線によって、平面的な作りに仕上げています。タフなウエポン素材を用いて天然の泥染で作り上げたジャケットは、独特なムラ感のある色合いや表情を楽しみながら長く付き合うことができます。
< Sack Coat >Black / Wool-93%, Cotton-7%
1900年代のワークパンツの生地を参考にして作製されたウール・コットン素材のサックコートです。経糸にウールの双糸を、緯糸にウール糸と綿糸の撚った糸をベースに、オーバーダイした糸を4本に1本打ち、ヴィンテージの不純物が混入した粗野な風合いを再現しています。型は20世紀初頭のものと思われるフランスのサックコートをベースに、服の特徴を保ちつつ、日常的に着られるようにパターンに修正。小ぶりの襟や狭めのVゾーンが特徴のサックコートは、カバーオールのような感覚で、ミドルアウターとして活用できます。
< Engineer Trousers >Black / Wool-93%, Cotton-7%
カリフォルニアで発掘された18世紀のワークパンツをベースにしたモデルです。生地はサックコートと同じで、光を吸収させて黒く見せるという「深黒(しんくろ)加工」を施していることが特徴です。この加工は日本の伝統的な正装である黒紋付だけを、100年間染め続けてきた「京都紋付」により生み出されています。ズドンと落ちる男らしいワイドストレートシルエットのボトムスは、着丈のスッキリしたニットやスウェットシャツとあわせた際のサイズバランスが秀逸です。
本日の紹介は以上です。
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