O’DEMの新入荷商品をご紹介します。
シーズンテーマに掲げた“ヨーゼフ・ボイス”。現代の社会性と技術の共存を目指したプロダクトを展開しています。
インドの手織りの生地で作製したジャケットや尾州の老舗機屋が手がける滑らかで美しいウール・ポプリンのワイドトラウザー。そして、ジャージー素材のフレアパンツ。
いずれも、過去の歴史を掘り下げながら現代的なパターン製作、素材を落とし込んだプロダクトに仕上げています。また、裏O’DEMのテーマの元、ベースボールキャップなども展開されています。
< Capli > Black / Cotton-100%
厚みのあるざっくりしたツィーディーな素材感が特徴の手織りのヘリンボーン素材を使用しています。ピークドのラペル部分は、襟の高さを低くつくることで、襟を立てたり、片方だけ立てたりと、自由な着こなしが出来るように製作しています。
また、切り返しになった袖口の仕様も特徴の1つです。ビスポークで仕立てられた洋服は三巻の仕様になっており、それが2世代、3世代に渡ることで袖を出したり仕様が変化していきます。最後に額縁仕上げになり『私で終わりです』という意味になるビスポークの考えから、元々短かった袖を出したりする変化の過程を表現した袖の仕様です。
< Triangle > Gray, Brown / Wool-100%
Beige / Yak-50%, Wool-50%
サイドのタックで、角度によってシルエットが変わることが特徴のワイドパンツです。シルエットに特徴がある分、ヒップポケットなどのディティールは、ステッチを抑え、できるだけ目立たないようにしていることもポイントです。腰のボタンは、アジャストなどの機能性をもたせるものではなく、腰回りをできるだけスッキリ、フラットにさせるための、視覚的効果を目的として付けられています。
迫力のあるワイドシルエットながらも、洗練した印象も与える1本です。特徴的なシルエットは、ジャケット、シャツ、カットソー、普段のアイテムの着こなしに変化をもたせてくれます。ブラウンは2023年にインラインで展開されていたカラーを当店の別注という形で復刻していただいたものになります。ベージュもヤク・ウールの別注素材です。
< Steel > Navy / Polyester-61%, Acryl-39%
鈍い光沢のあるジャージー素材で作製したフレアトラックパンツです。地の目は縦ではなく横で使用しています。こちらは、メゾンのパンツも仕立てるブランドの初期の作品に見られる仕様で、当時のテーラーが座りと立ちの運動が多く、それに準じた膝の出かたなどを考慮した結果生まれたものになります。
ベースのバランスは、デザイナーが純粋に履きたい形という、フレアトラックパンツ。着こなしにおける自由度の高さも魅力の1つで、ルーズシルエットのニットなどをあわせた緩めのスタイルから、カチッとしたテーラードをあわせるスタイルまで、着用者の気分や好みにあわせ様々な着こなしを楽しむことができます。
< Side >Black / Cotton-100%
今期のコレクションの裏テーマの1つである”裏O’DEM”というコンセプトの元、作られたアイテムです。デザイナー自身が日常的に且つ気軽に身につけられるものというイメージで作製しています。
ベースボディはアメリカの老舗COOPERSTWON社で製作しています。同社は、デザイナー自身が、作りや形が一番優れていると思っているファクトリーでもあります。フロントの刺繍は、裏O’DEMのテーマの元に裏っ返しで刺繍しています。刺繍はボディと同色で落ち着いた印象に仕上げ、同ブランドのアイテムとの親和性を高めていることも特徴の1つです。
本日の紹介は以上です。
O’DEMの商品詳細と通信販売はこちらのページをご覧ください。
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