Aquellos Ojos Verdesのスリーピングシャツです。
ミリタリーのスリーピングシャツをエレガントに作ったら、というイメージで作製されたアイテムです。
19世紀イギリスのテキスタイルデザイナー”ウィリアム・モリス”の躍動感を感じるボタニカル柄のような生地を作りたい、生き生きとした立体感のあるヘリンボーンにウールツイードのような深みをミックスさせたい、そのような考えのもと企画された、1つの生地で、4素材・5色・6種類の糸を使用したオリジナルのヘリンボーン素材です。
綿スラブ糸をタテヨコ共に使用し立体的な表情を与え、ウール、コットン、リネンそれぞれのTOPカラーをタテヨコに使うことにより多彩な色表現にもなっています。タテ糸、ヨコ糸ともに糸を特別に撚り合わせて不規則な綾組織で深みのある生地に仕上がっています。着用しながらコットン、ウール、リネン、ラミーそれぞれの天然素材の経年変化をお楽しみいただけます。
デザインはミリタリーのスリーピングシャツをベースにした、ボックスシルエットとヘンリーネックが特徴です。アンティークを彷彿とさせるパフスリーブのような見え方をする袖口もポイントです。
シルエットはドレスシャツの立体的要素を部分的に取り入れることで、適度なリラックス感がありながらも、ルーズ過ぎない落ち着いた印象に仕上げています。具体的には美しく体に沿わせる背中のダーツ使いや釡ぞこで袖を脇線より少し前側にずらすマニカ・スポスタータの製法が挙げられます。この製法により、腕は前へと自然に振っていきます。「腕は曲がって捻れている」 人体の構造を念頭においたパターンになっています。
ディテールは琵琶湖産真珠のヴィンテージの貝ボタンがポイントになります。一つ一つ微妙に色合いや柄が異なる混じりっけのあるヴィンテージ貝を使用したボタンを手付けで寝巻きをすることで、立体感が増し、シャツの存在感を更に高めています。
その他のディティールの特徴には脇裾に付いている三角形のマチが挙げられます。本来は補強のためアメリカのワークウェアのように頑丈に付けられていましたが、ファッションの多様化に伴い、イタリアでは各カミチェリアの意匠を表すものとなりました。同ブランドでは尾州の頭文字”B”を入れ、製品最後の仕上げとして手縫いで付けています。
また、前立ての止まり部分のグリカンもポイントで、こちらも補強というよりはある種の意匠を表すものになっています。4本の糸を通しながらふっくら編み込んで立体的に仕上がるその様は、ミシンでは表現出来ない手仕事の一つです。
無駄のないシンプルなデザインが魅力のスリーピングシャツに、ブランドのアイデンティティである立体的な構造や手仕事を加えることで、スタイリングにおける汎用性の高さを保ちつつ、着心地が良く、凛とした佇まいの1着に仕上げています。
★上記商品はBLOGでも詳しくご紹介してます。
[Color]
White & Grayish Blue
[Material]
Cotton-41%, Wool-25%, Linen-20%, Ramie-14%
[Size] 肩幅 / 身幅 / 着丈 / 袖丈
(3) 52cm / 62cm / 76cm / 60cm
(4) 54cm / 64cm / 78cm / 61cm
→着用STAFF 170cm 55kg 3着用
[Attention]
・素材の特性により生地には織りムラや染めムラやネップ等がございます。
・サイズに若干の個体差がございます。上記の採寸値はあくまで目安となっております。
・ブランドごとにサイズの表記方法が異なるため、上記の採寸値とスタッフの着用写真を参考にしてサイズをお選びください。
・掲載写真につきましてご利用のモニター環境等により実物の色味や質感と多少異なって見える場合がございます。
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